こんにちは!Taiです!(@tantakataitai)
世界中で受けられている中国語の資格であるHSKの最上級6級を取得しましたので、そこで行なった学習方法を紹介していけたらと思います。
ちなみに私は中国への留学経験は無く、大学の第二外国語で中国語を初めて学習し既に卒業した今では独学で中国語を学習しております。(中国語学習歴は飛び飛びで約6年です)
HSK6級に関しては独学で学習いたしましたので、「留学経験がないけど大丈夫かな」「独学でも大丈夫なのかな」と言った不安をお持ちの方にとって後押しとなれば幸いです。
スコア・学習期間
2021年8月22日に受験し、
リスニング:85/100、リーディング:71/100、ライティング:74/100
(全体約77%)
でした。(リーディングどうした…)
HSK5級以上は明確な合格基準はございませんが、目安として全体で6割以上取れていると良いとされています。
HSK6級自体の学習期間は2021年6月から開始したので約2ヶ月半となっております。
学習時間に関しましては1日平均2.5時間(平日1.5h、休日4-5h)なので概算で約180時間です。(参考書の学習以外の時間を除く)
また、HSK5級に関しては2017年に受験しギリギリ6割でした。そこでかなり難しかった印象を受けて6級受験の勇気を振り絞るまで約4年の時間がかかりました笑
学習方法①参考書編
ご存知の通り、HSK6級は「听力」「阅读」「写作」の3部門から成り立っており、それぞれで行なった対策方法、及び基礎力となる「語彙補強方法」の4つを紹介したいと思います。
3部門において個人的におすすめの対策法としては、最初にHSK6級の過去問を1回分解き、自身が弱点と思う箇所から順番に時間を割いていくやり方が効果的だと思います。
自分の場合听力が壊滅的にできなかったのでそれに多くの時間を使い、次に写作→阅读という順で学習を進めていきました。それと同時並行で「語彙補強」も行なってました。
听力対策
阅读対策
阅读関しても使用していたのはこちらの参考書のみです。
(听力同様、こちらもボリューミーなので十分かと思います。)
もしもっと問題を解きたい!!と言うことであれば解説含め全て中国語になりますが問題量が豊富な以下の教材を使うのがおすすめです。(自分は購入はしたものの3回分程度しか解けずでした。)
1.解法パターンをインプットする
2.演習問題を解く
3.毎回分からなかった単語を以下「語彙補強方法」で紹介するAnkiに登録して復習
4.弱点箇所をひたすら演習する
5.本番前は時間配分を意識して解く
→★すごく大事!!!
自分の場合、弱点は複数ある選択肢から誤りのある文を選択する「病句」が弱点でありボロボロで苦戦しておりましたが、この本は「病句」の候補となるパターンがたくさん書かれておりそれに従って解くように心がけると徐々に点数は上がっていきました。
例えば、二重/三重否定は疑う、因果関係があっているか確認する、接続詞があっているか…などなどたくさんの解法パターンをインプットした上で演習することができます。
また、5の時間配分は本当に大切です。
自分の場合、3部門の中で阅读は簡単で「病句」以外では9割近い正答率だったのですが本番で「病句」に時間をかけすぎてしまい、後半の長文では焦ってたくさん失点してしまいました。
結果的に3部門の中で最も低い得点率となっています。
時間を意識して模擬問題をこなしたり、得点しやすい箇所から解くこと(自分の場合は長文を解いてから病句)を強くお勧めします。
写作対策
写作も上記参考書を使用しました。
学習方法としてはシンプルですが以下の通りです。
1.解法パターンをインプットする
2.とりあえず書いてみる
3.解説の回答例をしっかり読んで真似してみる
HSK6級の写作は約10分で約1,000字の中国語の文章を読み、35分で約400字の要約文を書く必要があります。
解法パターンや演習を通して「情報の減らし方」「タイトルの付け方」「使用する接続詞」「5W1Hは盛り込む」などなどの対策方法がわかってきます。
5W1Hに関しては、「誰が」「いつ」「どこで」「何を」「どのように」「なぜしたのか」を起承転結に沿ってまとめる、といった回答方法を会得することができます。
写作は個人的に苦手かつ添削もなしで全て独学でやっていたのですが本番で74/100を取れたのは驚きました…
語彙補強方法
語彙補強方法としては以下3通りを行なっていました。
①参考書内の語彙リストを覚える
上記に紹介した参考書には章別や巻頭・巻末に大量の語彙や慣用句が収録されています。
個人的に特に重宝していたのが「听力」用の参考書の語彙リストです。
難易度の高い単語・フレーズが約1300語収録されており、それぞれ音声ファイルをダウンロードして聞くことができます。
自分の場合、付属の赤シートを使用しながら繰り返し聞いて「耳で聞いてわかる」ことを意識して覚えていました。
②Pleco
この辞書アプリは必須です。
語彙のピンインや意味だけではなく、例文やフラッシュカード作成機能、Ankiへのエクスポート機能も有しているので分からない単語をさっと登録し、後に反復して学習するのに最適だと思います。
また、一部有料ですがOSR機能もあるのでWebサイトの文章やテキストを写真に撮って読み取って語彙を増やしていく、と言うような使い方もあります。

https://android.pleco.com/manual/310/ocr.html
③Anki
長年重宝している「復習用」フラッシュカードアプリです。(Android/iOS/デスクトップ版がそれぞれあります)
演習の際に出てきた単語やフレーズを以下のように穴空け問題式にして日本語→中国語に変換できることを心がけていました。
量が多いし打つのめんどくさいな…と言う方は気になったフレーズや単語だけでもフラッシュカードを作成することをおすすめします。

こんな感じに使ってました。
忘却曲線に沿って効率的に復習できますし、音声ファイルをインポートして「中国語の音→日本語の意味」といったカスタマイズ性の高いフラッシュカードも作ることができるのでとってもおすすめのツールです。
学習方法②娯楽編
せっかくHSK6級を学習したのに、参考書での学習ばかりだったので日常会話で使用される自然な中国語表現がわからない…なんて悩みありますよね。
私は参考書でしっかり学習するのと並行して息抜きがてら以下で紹介している無料ツールやYoutubeチャンネルを見ていました。
こちらの記事に「全て無料で見れる・使える」ツールやチャンネルを紹介しておりますのでぜひ参考にしてください。

また、紹介には上がってませんがその中で個人的にかなりドハマりしていたのが以下の「同一屋檐下」というリアリティーショー。
簡単に言うと中国版の「テラスハウス」ですね!
20-30代の方々が使う今時の表現がたくさん覚えられるのでとってもおすすめです!しかも字幕付きです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
「留学経験なし」「独学」でもしっかりとした対策を行えばHSK6級を短期間で取得することは可能ですのでこの記事がみなさんの中国語学習の助けとなれば幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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