こんにちは!Taiです!(@tantakataitai)
「いつか満点の星空を見てみたい…」
「砂漠で寝転がってみたい…」
「星の王子様を書いたサン=テグジュペリの気持ちをもっと理解してみたい…」
一度でもそう思われたことはあるだろうか?
リビア国境からわずか50km、カイロからバスで12時間。
サハラ砂漠のど真ん中。都会の喧騒から程遠い場所にそれはあった。
こぼれ落ちそうな星空を下に一夜過ごせる「シワ」という街があるというのだ。
それはいったいどんな場所なのか?何が待ち受けているのか?
それを今回紹介しようと思う。
では、砂漠のど真ん中にあるオアシスの街シワの観光地について紹介。
4000年以上の独自文化が続くシワ市内を観光したい方はそちらの記事もどうぞ。
砂漠ツアーの申し込み方
砂漠に行きたい!と言えど、一人で行ったり現地人なしで行くのはオススメしない。
それをすればリアル「サン=テグジュペリ」が待ち受けているかもしれない。
シワオアシスで砂漠に行く際は現地人に頼んでツアーを組んでもらおう。
今回ツアーを申し込んだのはこちらの宿「El Raml Hotel」のSayedという宿主さん。
El Raml Hotel は街のバスターミナルから約15分でつく便利な場所にある。
ちなみに、この宿は店主に頼めば宿の手伝いをする代わりに居候させてくれるとのこと。
居候したい方は直接言ってみるか、Workawayという、お手伝いをする代わりに無料で宿泊できるサービスを使ってみよう。
実際訪れた時にはフランスからケニアまでヒッチハイクと無料宿泊サービスを使いこなしている旅の超エキスパートのフランス人が居候していた。レベルが違う笑。
場所はこちら⇩
砂漠ツアー自体は全部込みで一泊で300エジプトポンド(2019年レートで約2000円)なのでかなり格安。
詳しくいうと、サービスには砂漠までの往復運転、キャンプ飯、寝袋、砂漠でのアクティビティ(ボードなど)が含まれている。
では行ってみよう!
砂漠ツアーへ!
砂漠ツアーは日が出ている間に出発する。サンセットを見るためなのだ。
というわけで、何も目印のない砂漠道をひたすら奥へ奥へと進んでいく。
ついたのは約30分後。降り立つとうっすら暗くなりかけていた。
そうこうしている内に宴の準備が始まった。
彼らは器用にもチャイの準備を始め、持ち寄ったご飯を温めている。
その間はもちろんこれだ。ほんのり甘いデーツというナツメヤシの実。
デーツは砂漠の厳しい環境下で育つことができる上、遊牧民やオアシスに住み人々にとって大切な炭水化物源とされてきた。
この甘さと熱々のチャイがとにかく相性抜群なのだ。
前菜を楽しんでいる内に当たりが暗くなってきた。
街並みもが段々と薄れてくる。
最後の日の光が消えるまでにあちらこちら行ってみる。
靴下を脱いで裸足で歩くとさぞ気持ちいい。
日中ホカホカに温められた砂の表面だけが冷えて深く掘ってみるとほのかに温かいのだ。
そうして最後の日の光を見送るとともにメインコースが出てきた。
これぞ砂漠のキャンプ飯ともいうべきか。
もちもちのご飯と新鮮な野菜、そしてソースと絡めた茄子が出てきた。
美味しい。
食べ終わり片付けをしているとびっくりすることがあった。
そう。お皿は砂で洗うのである。そして砂を使って洗うとここまでかというぐらいに汚れが落ちる。
さすがシワネイティブ、いや砂漠ネイティブ。知恵を絞ればなんでもできるのだ。
もう一つ驚いたこと。それはこんな砂漠のど真ん中でもわずかに電波はつながることだ。
おかげで持っていたGoProとXiaomiを使って暗闇でもどうやって綺麗な写真を撮れるかを調べることができた。
結局一眼カメラなどの「良いカメラ」を持ってきていなかったからあとで紹介している綺麗と言えるほどの写真は取れなかったが、マシなものは取れたのではと。
というわけでシメはやはりチャイ。
薄ら肌寒くなる中で飲んだチャイはとにかく美味しい。
ここで、シワ生まれシワ育ちの宿主Sayedにふとリビアのことを聞いてみた。
「ここからリビアめっちゃ近いみたいやけど行ったことあるん?」
Sayedは笑いながら「無いよ。行ったら国境で殺されるからね。」と言っていた。
そう。リビア国境には絶対行ってはいけない。
リビアは外務省の危険情報で堂々の真っ赤(Lv.4)でエジプトの国境も実はLv.3なのだ。ちなみにシワはLv.2。カイロはLv.1 (2019年時点)
渡航の際は外務省の安全情報を確認しよう。
というわけでついにあたりが見渡せないほど真っ暗になってきた。
同時にこれまであまり見えなかった星々が無数に姿を現した。
シャッターチャンスは月の光が明るくなるまでの間。
決して星をとるのには向いていないカメラでひたすらにシャッターを切る。
写真ではそれほど綺麗では無いが、それもそのはず。
約5億7000万画素を超える人間の肉眼と比べると1000〜2000万画素はちっぽけたものだ。
しっかりとしたカメラを持っていけばこのように無数の星々が映ることは間違いない。
以下にGoProを使いこなせていない人があくせくとして撮った写真を紹介する。
もしみたくなければ爆速スクロールをして欲しい。
こうして静けさの中でシャッターを切り終えた後は寝袋で眠るのだ。
テントではなく、シートの上に置いた無袋の中にくるまって。
砂漠の夜は想像以上に冷えている上に風で砂が飛んでくる。
頭まで全身くるまって眠った。
何時間寝ただろうか?
気づくと日が登りきっていた。
綺麗なまだら模様が大きな太陽に照らされ、新しい1日の始まりを告げている。
砂漠に最後の別れを告げ、街に戻る。
何かリフレッシュされたような、瞑想したあとのような不思議な感覚を覚えて来た道を再び帰っていく。
いかがだったでしょうか?
エジプトのシワでは砂漠という厳しい環境の中であるとはいえ、そこには汚されていない美しい景色が広がっています。
エジプトを訪れた際はピラミッドや遺跡はもちろん、この一風変わった経験をしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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